遺言書はどうしても必要!?遺言書がない場合の備え 大丈夫一人じゃありませんよ!

相続の時に残された家族がもめないようにするために、

万一に備えて遺言書を用意すると安心です。

 

・・・という話はよく聞く話でしょう。

 

それはその通りとも言えるのですが、そうは言っても

既に認知症であったり、入院をしていてとても遺言書を用意できない

というケースがあります。

 

昨日ご相談頂いた方もお母さまがすでに100歳近いご年齢、

意志疎通はできるものの、遺言書をご本人の意思でご準備

頂くとなると、流石に、、、ハードルが高いという状況です。

 

相談者様はご兄弟の中でも、これまでリーダー的な役割を

果たされている方です。ご自身のことだけでなく、他のご兄弟の

ことも誠意をもって考えられているのが伝わってきますし、

それだけのことも実際されていました。

 

素晴らしいご活動です。

 

でも、ご自身の考えややり方がご兄弟に伝わるのか、

抜けている視点が無いのかご心配ということでのご相談でした。

 

これまでされてきたご苦労や愛情は深いものがあり、

その点が素晴らしくその点をお伝えすると、

少し肩の荷が下りたようで、「共感頂けて良かった」

というご感想をお寄せ下さいました。

 

遺言書があると〇〇の意志だから、残された家族としても

それを尊重するようにするものでしょう。

 

でも、なにがしかの事情でどうしても遺言書を準備できない次善策として、遺産分割協議の練習をすることはできます。

 

事前の話し合いをしておくことで、いざという時に

その時の話が根拠となって、話を進めやすいですね。

 

もし、お一人で話しづらい場合は、相続人でない信頼できるご親族に

入っていただくのも一つでしょう。他人に近い人が入ることで、

事態を冷静に俯瞰してみることができるという効果があります。

 

いつもの家族間でありがちなパターンになってしまう、

コミュニケーションではなく、冷静に落ち着いて

考えることができる、話し合いができる環境設定、

前提を整えることはとても大切です。

 

環境や前提がないと、安心して話し合いが

できないというのは、私も過去の経験から同じことが言えます。

 

信頼できる他人さんがもしいらっしゃらなければ、

相続コンサルタントが遺産分割の家族会議の進行役を

進めさせて頂くことも可能です。本当にやりがいのある仕事です。

 

 

無料メルマガで学ぼう