共有名義の不動産のあとあと引きずる問題
不動産を共有名義にしている方ってとても多いですね。
目に見える問題や、その日その日に問題はあまりないので、
共有名義をなんとなく継続している方がほとんどです。
日常の問題はないなら良さそうなものに感じるかもしれませんが、
共有名義にどういう問題があるのでしょう?
①固定資産税負担の課題
不動産を所有すると固定資産税を支払う必要がありますが、
誰がどの程度の固定資産税を払うかという課題があります。
その不動産にお住いになっている場合、税金を負担は納得感がありますが、
住んでいない方(利用していない方)が負担するのはどこか納得感がないもの。
後々、使ってないのになんで負担してきたのか?という不満が爆発することだって
ありますね。
②ゆくゆく訪れる相続の課題
両親や兄弟姉妹での、共有不動産であれば、建て替えや売却など、今後どうしていくかについては、
まだ話はしやすいですね。ところが、誰か一人でも他界すると、その権利は子供たちに引き継がれます。
甥っ子、姪っ子さんたち同志(いとこ同士)というのは、離れて暮らすことがほとんどです。
そこまで頻繁に交流もないのが一般的。そんな環形の中での共有名義の不動産をどうしていくのかを
話し合うことは簡単ではありません。感情のもつれが万一あったりすると、どうにも動かなくなり、そのまま
放置せざるをえず、固定資産税の負担ばかりかかり、売るにも、直すにも何もできずに、廃屋となり、異臭が
漂い、、、、
と最悪なってしまうと困りますね。
これら課題は見えづらい部分もあるため、「現状のままで、まあいいか」という判断を
「とりあえず」されがちです。
共有名義をした結果がどこに向かうのかは、共有している人同士が元気なうちに、
課題として共有して話あいしておくことがとても大切です。
中には毎日毎晩、深く悩んでいる方もおられます。
動画でも話していますので、ご参考になれば幸いです。